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2007.08.03

AO Diaryさんを見て

以前からAO Diaryさんは良くチェックしていたのですが、今日初めてtopというリンクを発見しました。面白いことがいっぱい書いてある。もっと早く気がつけば良かった。

OpenRISC on FPGAでかなり興奮。Abstractからはじまる美しい技術文章がすばらしすぎる。

あらためて、AO Diaryを読み直してみる。Hardware 2.0発見!。僕も仕事中は「うちはSystemVerilogやってますよ、SystemCも好きなエンジニアいますよ」ってVerification 3.0だけど、Blog書くときはVerilog 1.0なのだ。間とって、Hardware 2.0にしておこう。XilinxのWebセミナーとか、無駄に充実しているので状況は徐々に変わっていると思いますよ。


Designing a half adderについて。
組織としてではないですが、私個人としてはPCIデバイス設計入門を見ながら、PCIのターゲットを動かすのが一番近道かなと思います。この本の元になる連載が始まった2000年以前ならともかく、いまとなっては簡単な回路の部類にはいりますから、これくらいは書いてもらわないと困ります。VerilogにしろVHDLにしろ1ファイルで済みますし、普通に回路を作る文には内蔵メモリとか、PLL/DCMをさわらなくて良いので初心者には楽です。

実機で動かすときにも一通りの罠があって好きだったりします。
・パソコンを立ち上げてから、FPGAをコンフィグレーションするとPCIデバイスとして認識されない。
・サンハヤトの延長基板などで簡単に信号を見ることができます。setup/holdの概念を説明してもらい、FPGAのレポートファイルと
付き合わせて、アナログ的なタイミングの重要性が確認できる。
・未使用ピンがGNDの設定になっているとPCが起動しない。

最近の傾向としては、FDDドライブが無くなっているのでDOSで立ち上げるのが難しいとか、新しいデバイスはタイミングとか気にしないでも余裕で動く、とか若干問題はあります。それでも、自分で作った回路がBIOSで認識されてアクセスできるのは、良い刺激になっていると思います。自社のベンダーIDを入れるので、REDPCI等で会社名が出てくると本当に自分で作った感があって楽しいですよ。

ついでに、shinhさんのこれも発見。激しくワラタ。さて じゃねーよ!って画面に何回も突っ込んでしまった。


今はある会社の研究者ということですが、研究者ってどんな仕事なんだろう。結構謎の職業だったりする。
僕が持っている研究者のイメージ

・朝からがぶりつきで、技術書読んでも怒られない。
会社きてなんかみんな静かだと思ったらComputer Architectureの最新版を各自が一冊持っていて、それぞれ夢中で読んでいる。

・常に最先端のギミックがいっぱい
コーヒーメーカーとかハックされまくっていて、コーヒーが無くなれば勝手に水道から水を補給して、おいしくできたらメールで連絡。当然複数台常時稼働していて、いつでもおいしいコーヒーが飲める。中には当然コーラとか、紅茶がでてくるコーヒーメーカもある。それらのスケジューリングについて研究者同士で喧嘩が始まる。「それぞれ並列に同期を取るんじゃなくて、一台コーヒーサーバー用意してそいつに集中管理させろ!」

楽しそうだなぁ。

最後に一個だけ。SICP良いですよ。楽しいですよ。

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