最近のへこみ
noboshemonさんの所でスーパーコンピュータの話を知り、googleをさまよう。
「重力+FPGA」でぐぐったりすると、特定の計算に特化したプロセッサをFPGAで作るとかいっぱい事例があるのね。DSLならぬ、DSH(Domain-Specific Hardware)だな。いろんな事例を見ていると、自分の存在の小ささに気がつく。blogが自分自身にもたらした変化っていうのは、あれもこれも勉強しないと行けないという圧迫感だ。オブジェクト指向のプログラミングなんてどれかできて当たり前だし、LLも一つくらいは自由に操りたいよね、Lispはプログラマとしての教養、なんて思っているとやりたいことが多すぎる。10個くらいblogを回ると、blog書いている人ってのはみんなC、C++、Java、Perl、ruby、Python、Scheme、Common Lispくらいは普通に使えて、さらにHaskellとか、Erlangとか勉強しているイメージがある。
そんな悩みを抱いていると、あろはさんの所にこんな記事が。
Lispの人って文章上手いよね。びっくりするくらい読んでいて面白い。C++/Perlの人ってのは混沌としている。ニッチな最適化の話をしていると思ったら、普通に晩飯とかアニメとかの話がでてくる。言語が性格を作るのかもしれない。C++とかPerlをやっていると、practicalな汚さを汚いまま受け入れられるようになるのだと思う。Lispの人たちは抽象度を上げていく過程で、晩飯の話は隠蔽されるのだろう。
突っ込む所はそこじゃなくって、「ちゃんとイイ仕事を丁寧にコツコツやっている人々」という表現にまたへこむ。背伸びして、あーだこーだ言っていないで現実を見た勉強とblogも大事なんだろう。ココログのアクセス解析を見ても、ほとんどの人はVerilogネタを求めてここに来ている。見ての通りここにVerilogの話なんて全くありませんよ。FPGAとVerilogに関して書きたいことはいっぱいあるんだけど、書けることってほとんど無いんですよ。職務上の守秘義務があるから。(→これは話が長くなるから別エントリにしよう)
ESLの本の5章から、bluespecなる言語を発見。こっちの記事からソースがダウンロードできます。見てみたけど意味がわからない。ESLの本によると、rule-based, declarative hardware specification language based on term rewriting らしい。素独を解いているのがN-queenを彷彿させてすごい。
というような記事だけを書けば良いんだろうけど、「ちょww、5章入ったら図も絵もないじゃん、1章まるまる英語かよ。読めるか、こんなもの!女将を呼べ」と書きたくなる僕ガイル。わかった、小難しい記事を書くのが恥ずかしいんだ。
もう少しがんばろう。
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Comments
ネットサーフ(古い?)していたらここへつきました。
なつたんさん、生きてますか(笑
チラッと読んでみると、再構成アーキテクチャ&言語系に興味がおありのようですね^^
rewritingというと、ドイツのReiner Hartenstein教授を思い出します。
http;//hartenstein.de
的外れであればすみません。
それとアーキテクチャ記述言語のCowareやTargetCompilerTechを抑えていないのはなぜですか?
これも既出であればすみません。
では良い年を!
Posted by: たちこま | 2009.12.27 06:35 AM
たちこま さん
情報ありがとうございます。
TargetCompilerTechは始めて知りました。面白そうですね。
展示会などで話が聞ける機会があれば情報集めてみます。
Coware社の製品については、Virtual Platformは興味が
あるのですが、情報を入手する経路が100%仕事がらみなので、
あまり詳しくは書けないです。機会とお金があれば
一度使って見たいです。
Posted by: なつたん | 2009.12.27 02:19 PM
>展示会などで話が聞ける機会があれば情報集めてみます。
amazonで売っている本とかでLISA(CoWare)とCHESS(Target)書かれているの結構あります。
もちろん詳しくかけませんが、アーキテクチャ記述言語使いでした。フルスクラッチで20Kゲート規模なら4分の一日以内にFPGAで動作検証まで持っていけます。
確か日経のTechOn!にCHESSのパンフレットがリンクされていましたよ。
あと、上記の2社等はASIP(Application-Specific Instruction-set Processor)のソリューションカンパニーなので、一応特定用途向けということになっています。
FPGAでもって特定用途に向けるから、コスト対効果の面で劣るのは当たり前すぎるんですが。
おかげでこういった会社はいまだに大きくなれません。。。
それと彼らのビジネスモデルが弱いことと、再構成可能コンピューティングが死んだという「噂」が先行しているだけで、表面上の衰退は、そういったほとんどアカデミックな領域に足突っ込んでいない人たちの意見とそれが原因なので、まぁほっとけば良いと思いますよ^^
とか書きながら、来月の日経エレクトロニクスの特集楽しみにしているんですが(笑
葡萄などはFCCMに分類されますね。
www.fccm.org
こういったものはFPGAの発明以降たくさんありますよ~
FPLやFCCMの論文お勧めです^^
>機会とお金があれば
私はめぐり合えましたよ。なつたんさんにもそういうときが来ますように人
それでは~
Posted by: たちこま | 2009.12.27 09:02 PM