イノベジレンマから
Seagateに買収されたConner社の話。(p153)
From the beginnig of the OEM disk drive industry, product
development had proceeded in three sequential steps. First you
designed the drive; then you made it; and then you sold it. We
changed all that. We first sell the drives; then we design them;
and then we build them.
うはっ、作ってから売るんじゃなくて、売ってから設計するのね。
これやられるとエンジニアはたまらんのだが。
これでこの会社が成功した方が驚き。こういうビジネスモデルでも
成功するんだ。
「そんなの勘弁してくれ」という前に、綿密なリスク管理と、
顧客へのコミットの条件がポイントかな。完全にしてから売るよりは、
積極的にリスクと向き合った方が良さそうだ。まさに、クマーと
ワルツ。
とはいえ、マネージャは案件毎のリスク管理を放棄されたら困る。
「お客にこうコミットしてきたから、何とかして」は通じない。
組織を上げて、無い物を売ってきたという意識を持つことが大事。
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Comments
マイコンって言っていた時代はどこもそんな感じで、
問い合わせると納期1年とかで、今からつくるのかいって
ツッコミを入れていました。多分上の記事にも関係する
のでしょうが、新製品がはたして市場に受けいれられる
のかどうか、まだ市場がないのでとりあえずアドバルーン
を上げていたのでしょう。不足感を出すためにわざと
やったのかもしれないですし。
iPODを考えたときはどうだったのでしょうか聞いて
みたいです。類似品があったのである程度は予想できたでしょうけど。
Posted by: mfreeman | 2006.08.02 04:25 PM
mfreemanさん、こんにちは。
納期一年ってすごいですね。
FPGAでも大きいのは16W~20Wとか来ます。
今から作るのではなく、今から注文集めて
まとまったら作るね~くらいの感覚ですね。
iPodの成功も、しっかり調べてみたいですね。
Appleに関しては、ジョブズという柱がすごく
強い気はしますが実際どうなんでしょう。
Posted by: なつたん | 2006.08.06 06:34 PM