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2004.03.27

マイクロプロセッサ・アーキテクチャ入門  キャッシュ


cache.GIF
P122の説明が気になったのでエクセルで計算

条件は、バスクロック133MHz固定、MPU-Aはクロックの1.6倍のMIPS値、MPU-Bはクロック数がそのままMIPS値。でキャッシュのヒット率をMPU-Aは70%、40%、MPU-Bは、90%、70%で計算させてみる。

230MHz周辺で、ヒット率40%のMPU-Aと、ヒット率90%のMPU-Bの性能がならぶ。MPU-AのMIPS値1.6倍はここでちゃらになる。このあとは、MPU-Bの方がクロック速度が低くてもMPU-Bの方がMIPS値が高くなる。

MIPS値300に注目すると、ヒット率40%のMPU-Aは300MHz、ヒット率90%のMPU-Bは280MHzで同じ性能である。MPU-A の方が、クロック速度、クロック当たりのMIPS値が高いのにもかかわらず、性能は一緒。

ページを失念したが、この本のどこかのページに書いてあったシステム全体の設計が大事というのはこのこと。設計時には、バスクロックも、キャッシュの容量も選択肢があるだろうし、一面だけ追いかけてもダメということだ。局所的な最適化が全体の最適化にならない事は、常に念頭に置かないといけない。

しかし、MPU-Aがヒット率70%を実現するとMPU-Bはヒット率90%でも追いつけない。これはしょうがない。

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